必要なのは「いいかげん読み」 

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英語上達の近道は「辞書を引かない」こと井津川倫子が言っております。

先日、会合で「カズオ・イシグロの『日の名残り』を英語で読み始めた」と話したところ、「え~、すごい!どうやったら英語で小説なんて読めるの!」と、派手に驚かれました。

いやいや、驚いたのは私です。その場にいたのは、通訳資格保持者や留学経験者といった「英語の達人」ばかりだったからです。実力ではあきらかに劣る私が、なぜ英語で小説を読むことができるのか。違いは「辞書の使い方」にありました。

辞書は引かない!

最初に告白をすると、私はカズオ・イシグロの本を英語で読んではいますが、「100%理解」はしていません。知らない単語は飛ばし読みをして、大まかなストーリーを追っているだけです。

それでも、イシグロ作品の醍醐味である「静謐な英語」の雰囲気はつかめますし、ストーリー展開に感動もします。もっと細部まで読み込みたくなったら、日本語の翻訳本を読み直せばいいや、と割り切っています。

私が英語の小説や新聞、雑誌のような長文を読むことにあまり抵抗を感じないのは、「いいかげん読み」ができるからです。具体的にいうと、知らない単語を飛ばして読む「飛ばし読み」ができるからです。

この点だけは、飛ばし読みをしても気にならない(罪の意識を感じない)いいかげんな性格のおかげだと思っています。

意外なことに、英語が得意な「英語の達人」ほど、新聞や小説、雑誌といった「生きた英語」を読むのが苦手だったりします。

超難関の通訳資格や英検1級を保有している人や海外の大学院を卒業するなど、難しい単語をたくさん知っている人たちです。

彼らの話を聞いてみるといくつかの共通点に気がつきました。知らない単語が一つでもあったら必ず辞書を引きたくなる。知らない単語を放置したまま先に読み進むなんて、気持ち悪くてできない。教科書やテキストの英語を「丁寧に読み解く」ことに慣れていて、辞書を手放せない。「精読は得意だが速読はちょっと苦手」というのです。

確かに、いちいち辞書を引きながら小説や新聞記事を読むと膨大な時間がかかりますし、手間を考えたらヤル気が起きません。私なら英語そのものがキライになりそうです。

辞書を引く、引かないの問題でありません。読んで楽しいか、楽しくないかの問題です。辞書を引く事により、新しい単語も覚える事ができます。

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